THE ONE COIN~市原高一のワンコインビジネスは詐欺ではないが、弱点はある
どうも、しくじりです。
市原高一さんがアフィリエイト塾をまた始めるらしいので、少し感想を書きます。
THE ONE COIN~究極の完全放置型ビジネスプロジェクト~
名前が怪しい・・・(苦笑)
市原さん自体は、何度かお会いしたこともあり、全く怪しくないんですが、市原さんが登場する動画やLPは毎度怪しいですね(笑)。
今回も察しのいいブログ読者さんは、お気づきと思いますが、無料動画の後に、市原式リスティングAcademy2期の売り込みがあります。
このブログからの入塾特典は用意しましたが、私は塾には入りませんので、ご了承ください。
リスティング広告のメリット、デメリットをおさらい
市原さんの手法について触れる前に、初心者さんのために少しだけ、その前提となるお話をしますね。
そんなこたーわかってるよ!っていう人は、市原式ワンコインアフィリエイト2つの弱点へ進んでください。
アフィリエイトにはざっくり分けて2種類あります。
ひとつは、SEOアフィリエイト。
検索結果で上位表示(SEO対策)させて、アクセスを集めるという方法ですね。
検索エンジン(Google)が非常に賢くなってきた結果、小手先のSEOテクがどんどん通じなくなっているため、アクセスの多いキーワードでの上位表示というのは、かなり難しいのが現状です。
「カードローン」「脱毛」のようなキーワードで1ページ目に表示されるのは、東大の理三に合格するより難しいです(あくまで想像w)
もうひとつが、リスティングという手法です。
リスティング広告、PPC広告言い方は色々ありますが、要は、アフィリエイトサイト自体を広告費を払って、ネット上に出稿するという方法です。
当然ですが、広告費用が発生します。
ただ、リスティングの良いところは、広告を出したその日から、目立つところに掲載可能です。
自然検索で、上位表示を狙うには、よほどニッチなキーワードを狙わない限り、最低でも1ヶ月~3ヶ月は通常かかります。
リスティング広告は、SEOにかかる時間と労力を広告費(お金)で買うというわけです。
したがって、アフィリエイト報酬から、広告費用を差し引いたものが、利益となります。
ちなみに広告案件や投資額にもよりますが、130~150%回収できれば、大成功。
200%回収というのは脅威の回収率という世界です。
リスティングで特別単価を上げて、SEOで刈り取るのが常套手段
じゃあ、リスティングとSEOどっちがいいの?と聞かれると、どっちもやりましょうというのが、模範解答です。
リスティング広告は、お金さえ出せばある程度掲載順位を買えるので、広告の獲得件数のめどが立ちます。
件数のめどが立つということは、ASPとの単価の交渉がしやすくなります。
「1件獲得@2,000円の商品を、50件獲得しますから、@5,000円にしてください」、という交渉をASPにしやすくなります。
SEOは順位が急落したら、0件になりますからね。サイトの順位がかなり安定していないと、強気の単価交渉は難しいです。
その一方で、広告費が必要になるので、リスティングは利益があまり出ません。
利益の薄さは、リスティングではなく、SEOのサイトで補います。
つまり、リスティング出稿することで、単価を上げてもらい、同じ商品について、自然検索でも上位を狙う(SEOサイトを作る)ということです。
そういった意味で、リスティングとSEOは両輪で回すのがベストだと言われます。
SEOがうまくいかないからリスティングをするという発想は良くない
中には、市原さんの動画を見て、こう思う人もいるでしょう。
「最近SEOうまくいかないから、リスティングでもやろうかなー」
たしかに、リスティング専門でやっている人はいますが、現在SEOアフィリをやっている方は、SEOを本気でやるレベルで、リスティングにも取り組まないと、失敗します。
つまり片手間では、失敗する確率がかなり高いということです。
現に、私が片手間でやろうとして、しくじってます(爆)。
しかも、3度くらい・・・。
組織でアフィリエイトをやっているところなどは、リスティング担当が一日中管理画面に張り付いているという話をよく聞きます。
なので、SEOを一旦完全におやすみして、リスティングのアフィリエイトに掛ける!という意気込みがないと、うまくはいかないでしょう。
市原式ワンコインアフィリエイト2つの弱点
話がかなりそれました。話題をTHE ONE COIN~市原高一のワンコインビジネスに戻します。
私は市原さんの塾に所属したことはないので、100%確実なことは言えないんですが、手法については知っています。
その上で言える弱点は次の2つです。
- ほぼ必ず飽和状態がやってくる
- Google、Yahooに規制される
ほぼ必ず飽和状態がやってくる
出稿単価の安いキーワードで、うまく稼げていたとしても、いつかはライバルと争う時がきます。
市原さんは飽和しないと言っていますが、それは難しいでしょう。
リスティング手法の性質上、「100%飽和しない」は有りえません。
リスティングを主戦場にするアフィリエイターは多いです。
もちろん、市原式以外でやっているリスティングアフィリエイターも多いです。
いずれは、市原式で見つけたおいしいキーワードが、ライバルにも見つかります。
市原塾の塾生同士のバッティングも有りえますね。
そうなると、数少ない枠を広告費の上乗せで戦うことになります。
あとは、資金力の勝負です。
ワンコインではなくなるかもしれませんね。
要するに一旦出稿した広告で、未来永劫稼ぐというのは、ほぼ不可能だということです。
Google、Yahooに規制される
市場の飽和より怖いのはこっちですね。
Yahooスポンサードサーチ、GoogleAdWordsは、広告出稿の規定が頻繁に変わります。
昨日までOKだった広告が、規約にひっかかり、広告停止ということもあり得る世界です。
市原式のリスティングアフィリエイトは、初心者でも作れるサイトの構造です。
そういった、単純なサイトはすでに、Googleでは出稿できないルールになっていますが、Yahooスポンサードサーチでもそういう日がくるかもしれません。
YahooやGoogleといったプラットフォームから締め出されると、広告を出す場所がなくなります。
そうなると、この手法は破綻します。
今のところペラページ(1ページだけのサイト)がリスティングから締め出されるという動きは見られません。
しかし、今回の市原塾の募集で、塾生が多数出稿することによって、Yahoo側が対策を取るということは、考えられます。
以上が、2つのリスクです。
あとは単純に、広告出稿の手順で躓くっていうことも、初心者の場合は考えられますね。
- サイトづくりもやったことない
- 広告も出したことない
- そもそも数字が苦手
という人は躓く可能性大ですよ。
あともう一つ、考えられるリスクがありますが、これは市原式の手法に関する部分なので、伏せておきます・・・。
どうしても市原式リスティングがやりたいなら、短期集中と割り切る
色々、市原式ワンコインビジネスTHE ONE COINの弱点をばっさり切ってきましたが、じゃあ、詐欺か?と言われると詐欺ではありません。
手法としては、初心者向けですし、再現性も高いといえます。
ただし、飽和する、対策されて通用しなくなるというリスクがある以上、短期集中と割り切って入ったほうがいいですね。
市原式リスティングAcademy1期生が、現在も活躍しているところを見ると、めちゃくちゃ賞味期限が短い手法というわけではなさそうですし。
- 市原式をステップに、リスティングの世界に本格参入したい。
- リスティングでお金をためて、今後のアフィリエイト事業に活かしたい
そういう方は入塾してもいいかもしれません。
ただし、広告出稿の手続きが難しいから、広告を出すことすらないままに、辞めてしまったということにはならないでくださいね。